Take it easy

サッカーブログです。

一つ上のレベル トレーニングマッチ 京都サンガFC VS ジュビロ磐田

杭州緑城との試合に引き続き、ジュビロ磐田との練習試合が行われました。
練習試合とは言え、J1のチームを相手にできるのは貴重ですね。

$Take it easy

このTMは前後半35分ハーフの試合でした。
サンガのスタメンです。この11人が主力と考えて良いでしょう。
   久保  宮吉
 中山        工藤
   中村  内藤 
福村 バキ  秋本   安藤
     水谷

交代選手
安藤 → 駒井  35分
内藤 → 倉貫  55分 


日本代表に選ばれ話題沸騰中の久保の3ゴール。

Take it easy
一点目。中盤のプレスで奪った後のショートカウンターの場面。
フリーで前を向いてドリブルする工藤。宮吉、久保の2トップが裏を狙う。
工藤のDFラインのギャップをついたパスに反応して
裏に抜け出した久保はキーパーとの1対1をなんなく決める。

こんな美味しい場面を工藤と久保が逃す訳ありませんね。


Take it easy
2点目。宮吉がサイドに開いたボールを受けた場面。
久保がDFラインの大外からカットインする動きに
ぴったり合わせた宮吉の裏へのふんわりとしたパス。
裏をとった久保がキーパーとの1対1を決める。

3点目はPK。
ペナルティーエリア内でのハンド?だとは思うけれど、
ジュビロの選手が一斉に「なんで!?」と言っていたので、
微妙な判定だったんでしょう(笑)
PKは左上隅。


続いて試合の感想。例によって練習試合なので箇条書き
・サブメンバーとは攻守の切り替え、次のプレーの選択、
 といった判断の速さで差がついている。1.5倍速。
・中盤の4人のポジションは流動的。3人がボールに近寄り、
 残り1人はDFラインの前をカバーする。
・決まった選手が守備を担当するわけでは無い。
 カバーに入るべき選手を知らせるために、
 DFライン全員に加えて水谷による必死のコーチング。
・アンカーというDFライン前の守備を中心に考えるポジションは無くなっている。
・中盤4人のパスワークのクオリティがとても高い。
 内藤洋平いつの間にこんなに上手くなったのか。
・安藤と福村の両SB、相手のサイドを変えるボールに対して常に注意していて、
 ボールがでた瞬間にプレスを掛けに行く。とても反応が良い。
・福村はボールを持った時にすこし焦りすぎ。クロスを簡単にあげてしまう。
・新加入選手の中で唯一スタメン組に入ったバキ。
 1対1に強くて、パスの技術もまぁまぁ。
 まだ自分のスペースを気にして思い切りよくボールに寄せられてない。
・久保と宮吉、二人の連携が良くなってる。2点目は震えた。
・宮吉は中盤のボール回しに加わり、守備にも良く帰ってくる。
 FWとMFの動きを半分づつ。
・久保は前線に残りひたすらゴールを狙う。
・駒井、トータル105分出場(笑)


・ボール近くに密集状態を作った時の優位は圧倒的。
 パス回しも奪われた瞬間の取り返す動きも。
・小さい場所でのパスを回している囲みの外側で
 裏を狙って走り込んでいる選手が居るのが良かったと思います。
・サンガのチャレンジ&カバーの守備が良く、
 後半途中までシュートを打たれてませんでした。点はとられましたが。


試合を通しての感想。
ジュビロはスタメンとサブの半々づつのメンバーでまだ手探り状態という感じ。
丁寧に後ろからボールを繋ごうとして、サンガのプレスにはまる形となりました。
サイドチェンジ連発や前線ロングパスを放り込むといった、
サンガにとって嫌な攻め方は仕掛けて来ませんでしたね。
そこが練習試合という感じがします。

サンガの方では、
ウヨンが合宿に参加できていないこともあって新しい中盤の守備を作ろうとしています。
いわゆる中盤の潰し屋と呼ばれるタイプの選手が居ないので、
どこまでこのやり方が通用するのかは公式戦が始まって見ないとわかりません。
それでもMFの選手達の技術、判断スピード、運動量は素晴らしいです。
印象に残ったのが内野、内藤、福村。こんなに上手かった?


去年の今頃と比べて、大木監督に鍛え上げられた選手は大きく成長していますね。