Take it easy

サッカーブログです。

これが答えだ 2013 J2リーグ 4節 京都サンガ VS ヴィッセル神戸

次の試合が迫っているので簡潔に。

4−1の圧勝。3連勝中のヴィッセル相手に、サンガにとってこれ以上無い結果になりました。
得点は運が絡んだ事もありますが、それよりもサンガのゲームプランが見事にハマった事が大きい。

この試合は中二日で行われたゲームです。
昨年のサンガはこういった過密日程での試合に弱く、殆ど勝てなかった事が最終的に勝ち点にひびきました。

攻守の切り替え早く、細かいパスを繋いで人数をかけて攻める。というのがサンガのサッカースタイルです。
このサッカーは選手に運動量の多さを求め、また消耗も大きく中二日では思ったとおりに機能しません。
それでも自分達のサッカーを愚直に貫く。そういう必要があったのが昨シーズンでした。


この神戸戦というのは、大木監督が来てから初めてと言っても良いくらいじゃないかな?
相手を良く研究して、それに合わせて自分達のサッカーをマイナーチェンジさせて試合に勝った、と言うことです。

具体的に書いていくと、
相手の強みは、
エステバンの強力なボール狩りの能力をベースにした中盤の守備。
・ポポ、マジーニョのドリブル突破と力強いシュート。
そして弱みは
・FWに高さが無い事。
・CBにスピードが無く裏抜けに弱いこと。

そこから導かれる戦術は、
中二日を考えてペースを上げ過ぎないこと。
2トップには裏への抜け出しを得意とする宮吉と原。
中盤はエステバンを避けるために、裏を狙える時には簡単にボールを前に蹴りだす。
守備ではSBの上がりを控えてスペースを消し、ポポやマジーニョを相手にスピード勝負に持ち込まれないこと。
前からのプレスを徹底させ、精度の低いロングボールを蹴らせる事。
です。

スコアが4−1になった後半20分くらいから、神戸がボールを持ち攻められました。
その時の対応が素晴らしかった。
ウイングに入った三平と宮吉も守備に戻り、人数をかけて一人が抜かれてもすぐにカバーする。
ボールを前に蹴りだした後にはラインをしっかり上げ、相手FWをゴールからできるだけ遠ざける。
「守りきって試合を終わらせるにはこうするんだ!」
と言わんばかりのお手本の様な守り方でした。
というか、そういう事が出来るんだ!という驚き(笑)


「本気で勝ちに来ている。貪欲に勝ち点を狙っている」
この日の試合を見て、そういう印象を受けました。

どんな状況でも自分たちのスタイルを変えない、それはそれで大事です。
京都サンガというクラブにとっては特に。
そうは言ってもサッカーというのは相手がいるものですし、リーグ戦は長丁場です。
勝ち抜くためにはスタイルを崩して、相手に対応する事も必要になります。
そういう対応力を身につける事もチームを強くする方法の一つです。


序盤ですがガンバとヴィッセル、J1クラスのチーム相手に1勝1分けは上々の結果です。
この良い流れを次節以降につなげられるか。

次の相手はカターレ富山。良いゲームを!