Take it easy

サッカーブログです。

その線が見えるように 2013 J2リーグ 第16節 モンテディオ山形 VS 京都サンガ

ベンチにユース上がりのメンバーがずらっと並ぶように、
怪我人続出でなかなか苦しい状況。
カン・ソンホが秋本とのペアでボランチとして初出場。守備面で期待されての起用でしょう。

サッカーはチームスポーツであるため、味方同士の連携と言うのは必ず発生します。
長く一緒にプレーする事によって互いに何を考えているか理解し、
次のプレーを予測して正しい判断をする。
連携の厄介な所は、試合を回数こなす事でしか向上しない所ですね。
練習をいつもやっているとは、限界はあるものです。


ソンホはかなり難しい状況だったと思います。
自分が前に出て潰すのか、DFが空けたスペースを埋めるために下がるのか、
何度もDFと譲りあう様な場面がありました。
中島が上手かったとは言え、失点した場面は明らかに連携ミスがあった事が原因でした。


山形は、FWが激しくDFを追い回すプレッシングと
サイドバックが何度も上がっていく積極的なスタイルです。
が、気温が30度を超えている中では少々無理があったように思います。

試合の分岐点は後半20分あたりの山形DFジュヨンが足をつった場面。
ボランチを交代させた直後に起こったこのアクシデント。
最後までハイペースはもたないとは計算していたでしょうが、
20分で足をつる事までは予想していなかったのでしょう。
ジュヨンに代わって出てきたのはFWの萬代。
FWの中島をMFに、ボランチの選手をDFラインに下げました。
ポジションチェンジによって山形の連携は悪くなり、
どんどんバランスを崩していった様に思います。


サンガの交代選手は動きの悪くなったFWを駒井、久保に。
最後に秋本を原川に。ユース上がりの選手達に掛けます。

ずっとユースでやってきた三人には、阿吽の呼吸とも言える連携が既に出来ています。
それがハッキリと見えるのは、ピッチ上に二人ではなく三人になった時。
二人では無く三人なのがポイント。第3の動きってやつです。

いつ決めるの?今でしょ!と言わんばかりの久保のミドルは素晴らしかった。
そして最後まで諦めずに追いかけて、ラストパスを送った駒井。
そこに至るまでの三人の攻撃は逆転を期待をもたせる物でしたね。


上位チーム相手の苦しいアウェー2連戦を連勝という結果を残す事ができました。
これを意味のあるものにするために、次からの下位チーム相手に連勝を伸ばすことを期待したいですね。