Take it easy

サッカーブログです。

日本サッカー協会公認D級コーチライセンスを取りました。

一番下のD級とはいえ、サッカー協会に指導者として登録される正式なライセンスです。
講習は二日間だけですが、実技も講義も身のある内容で、
サッカーに対する造詣が深まる事は間違いなしです。

自分がライセンスを取ろうと思った所から、講習会を受けて取得するまでを書いてみます。
D級コーチに興味のある方々に、少しでも役に立てれば良いと思います。


↓公式ページ。
指導者養成講習会|JFA公認指導者ライセンス|指導者・審判|日本サッカー協会



◯ライセンスを取ることを決意する!
これが一番大事な事かも知れませんね(笑)

自分はサッカーを見るのもプレイするのも大好きで、
サッカーというスポーツの面白さ、楽しさ、凄さをどうやったら伝えられるのか。
「中の人」である指導者の立場に少しでも足を踏み入れれば、もっと深く理解することができるのではないか。
そういう事を考えていました。

そんな時に、Twitterを通じてC級ライセンスを持っている方と知り合う事がありまして、
「今までの指導歴とか関係ないし、興味あるんだったら受けてみたらいいよー」と非常に軽い感じで、
アドバイスを受けました(笑)

自分がサッカーをどれだけできるのかを見てもらっていましたし、
その人が言ってるんだから受けてみようかな?と、これまた単純に受講を決めました。


◯申し込む方法
受講方法はそれぞれの都道府県サッカー協会のWebを調べます。
おそらくD級ライセンスの場合、講習は年に二回行われているはず。
地域によっては応募者多数で締め切られてしまうようです。
申し込み開始日を見逃さないように、こまめにチェックしましょう。

ちなみにウチの地域では締め切りの一週間前に申し込んでOKでした。(;´Д`)


◯講習にはどんな人達があつまる?
ぱっと見た感じでは20代から40代。部活でがんばってサッカーやっていたんだろうな、という感じの方々です。
参加人数は21名。半数以上はすでに、小学生相手にコーチ経験のある方でした。
みなさん上手かったですよー(笑)

ここで自分のスペックを紹介しますと、コーチ経験無し、サッカーを初めて1年。
こういう経歴の人は珍しいと思います。
逆にそれくらいの経験値でも、やる気があればD級ライセンスを取得することができるという事ですw


◯講習一日目
最初に講習内容についての簡単な説明があり、資料が配布されました。
講義で使われるテキスト、U-6からU-12までの指導指針、8人制サッカーの説明、トレーニングDVD、などなど。
盛りだくさんでかなり読み応えがあります。

午前中は講義です。
・育成の全体像
D級ライセンスの指導対象であるU-12世代について。
この年代はゴールデンエイジと呼ばれていて、技術習得に一番良い時期でとても重要です、といきなりプレッシャーを掛けられます(;´Д`)
スポーツとは、サッカーとは何なのか?という概念についてのお話も

コーチン
具体的なトレーニング方法を紹介しながら、コーチの役割とは何なのか?という講義。
teachingでは無くcoaching。
子供に解決法を与えるのではなく、自ら解決法を見つけ出す力を育てることを強調して説明されました。


午後からは実技に移ります。
講師の方がコーチ役、参加者が指導を受ける側になって、
コーチング方法を学ぶ形になっています。

・ゲーム
ウォーミングアップから、4VS4のミニゲーム

・テクニック
二人一組でのキック、ヘディング、

・サンプル(複合練習)
動きながらボールを扱う。パス、トラップ、ドリブル。
周りの動きを見ながら適切にプレーするためのトレーニング。

・シュート
ひたすらシュートを打つ。打つ前にどこを見るかがポイント。
ゴールキーパーを体験するという意味もあります。
最後に仕上げとして、8人制ゲーム。

4項目、それぞれ60分づつになっています。
13時開始で終わったのが17時30分。
もちろん休憩を取りつつですけど、かなりハードです。
最後のゲームでは動けなくなっていた方もいました。
全くプレイ経験が無い方だと、やりきるのは辛いと思います。

これで一日目は終了です。


◯講習二日目
二日目は講義と認定テストです。

・審判、ルール
サッカーのルールについて。わかってるようで細かい所は見落としている所も。しっかり勉強しましょう。
そして試合における審判の役割について。育成年代では指導者の役割も担います。

・メディカル
選手にとって一番怖い、ケガについて。熱中症や低体温症、AEDの使い方など。

・実技振り返り
一日目に行われた実技の振り返り。
トレーニングが何を目的としていたのかの解説。
練習で身につく技術が、目標としているサッカーに繋がっていることが重要。

・大人の関わり
U-12年代の子達にサッカーを教えるための心構え。
コーチだけではなく、親としての振る舞いについて説明されました。

・テスト
講習のまとめとして、筆記テストがあります。
ちゃんと講義を聞いていれば、問題ないと思われます。簡単です(笑)
このテストに合格すればD級コーチとして認定されます。


これで二日間の講習は終わりです。お疲れ様でした。




◯ライセンスを持つ事
D級と言えども、JFAが認定するライセンスです。
コーチとして名前が登録され、JFAからテクニカルレポートが送られてくるようになります。
今まで外側からサッカーを見ていたけれども、
ライセンスを持つことによって、サッカーの世界の内側に入り込み、創り上げる役目を自分も出来るようになったと、
自分はそういう気持ちになりました。ちょっと言いすぎですかね(笑)


コーチの経験が有る方も無い方も、指導者ライセンスに少しでも興味があるのならチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もう一段階深くサッカーを知ることが、きっと出来ると思います。