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サッカーブログです。

〜歯車は回り始める〜 2016 J2リーグ 第6節 京都サンガ VS モンテディオ山形

◆逆転で今シーズン初勝利!
開始早々に大黒に先制点を奪われ暗雲立ち込める立ち上がりになりましたが、前半のうちにロビーニョとヨンジェのゴールで逆転。
そして、堀米のダメ押しゴールで余裕の勝利…とはならず一点差に追い詰められ冷や冷やしながらもなんとか勝利。
6試合目でちょっと遅い初勝利となりました。

これまで攻撃面で物足りない出来が続いていました。
その中がでスタメン出場したロビーニョがとてもよい働きをしてくれていました。
FWの位置から下がって受けに来ることによりボールの預けどころになりました。
またそれに呼応してヨンジェ、堀米の裏をつく動き出して変化をつける。
そしてアンドレイが前に出ることにより厚みを生み出し、山瀬がバランスをとる。
(先取点を取られたからだと思いますが…)積極的に点を狙う姿勢で3点取れたことは良かったですね。

この試合のスタメンの組み合わせはそれぞれの選手で補完関係を作れていて、
特徴がうまく咬み合っていましたね。噛み合い始めた、かな。
開幕から1ヶ月たってようやく連携というものが出来はじめた印象です。


高橋祐治、ユースの新たな星
調子の落ちた染谷に変わりチャンス到来の高橋。
大黒にやられはしたものの、試合を通してみれば安定した活躍を見せてくれました。
弾き返す高さではディエゴにも負けず、クサビのパスを潰す動きも鋭くとても集中していましたね。
開幕前ではCBとしては4番手の評価をしていた自分なのですが、スタメンを狙える力を見せてくれた事は嬉しい誤算です。

近年、京都サンガではユースから上がってきた選手をレンタルに出して経験を積ませるという試みを行っています。
正直その成果は微妙・・・という感じ。その中で高橋は讃岐にレンタル移籍。
SBにもCBの選手を置くという極端な守備戦術をとる讃岐というチームだったことが高橋には功を奏しました。
おそらく相当な時間を守備することに使っていたでしょう(笑)十分に成長して帰って来てくれました。

高橋のレンタル移籍の成功は、育成型のクラブとして京都がまた一つ階段を登れたのかな?と感じています。
移籍先のチームは大事。とても。


◆完成度の低い3バックシステム
石丸監督はリードしてからの5バックに移行して逃げ切りを図るという試みを続けています。
が、ほぼ失点している結果が示すようにマイナスの方向にでています。
守りに入るという意識が強すぎるために5バックが引きすぎている事が原因と思われます。


サイドの本多、石櫃のポジションが低く、本来みるべきはずのサイドの選手をフリーにしてしまっています。
そのため3人の中盤が遅れて当たりに行かざるをえず、プレスが追いつかず後手をふんで押し込まれるという展開になります。

複数のシステムを使える事は戦術として大きなアドバンテージなのは確かなのですが、
それにしてもちょっと5バックの完成度が低すぎです。
選手の組み合わせであったり、5バックでの守備を整頓するのか、はたまた5バックは止めてしまうか・・・
石丸監督として長期的な戦略として5バックを使いたいはずですし
自分も出きるようになってほしいと思っているのですが・・・