前回の続きです。
前回の図を元に続けていきましょう。
◆①~⑤状態の遷移
要となる5状態です。ゴールに①番をつけているのは、攻撃はゴールから逆算するという個人的なポリシーからです。通常のゲームでは⑤から徐々に番号を減らしていく最終的に①の状態(ゴール)にするのが攻撃の局面の目標になります。
ではどうすれば番号を減らすことが出来るのか。
この遷移条件を自分は「守備ラインを突破すること」と定義しています。上の図に遷移条件を加えてみましょう
ここで急に出てきた守備ラインって何なん?という事になりますね。
たとえば4-4-2システムなら、2FWでFW守備ライン、4MFでMF守備ライン、4DFでDF守備ラインです。
もちろん守備側のシステムによってそれぞれの人数は変わります。
◆状態と守備ラインとの関係
遷移条件である守備ラインと状態との関係をピッチ上で当てはめてみるとこんな感じになります。
守備ラインと2~5状態の位置関係を図にしています。
ドリブルやパスを使ってボールが相手ラインを通過すれば、状態も1つ次に進むわけです。それぞれの状態につけているテキストのイメージもつかめるんじゃ無いかと思います。
状態②=シュートを狙える。
状態③=シュートチャンスを作り出せる。
状態④=攻撃を組み立てる。
状態⑤=後方から攻撃を開始する。
ここで注意するのは状態はあくまでも相手守備ラインとの位置関係であって、ピッチ上のどこにボールがあるか?では無いことですね。
ボールを持ち相手をゴール前に押し込んでいたとしても、MFラインの前にボールがあれば、状態はまだ④だという事です。
逆に自陣でボールを持っているときでも、上手くカウンターを開始できれば状態③、もしかすると状態②かもしれません。
システムが4-4-2じゃなくて4-1-4-1だったら遷移条件はどうすんねん!といま思いつきましたが、それは一端置いときますw
次回はは状態遷移図から実際にサッカーで起きている現象について考えてみましょう。