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2019年 J2リーグ 第7節 京都サンガ VS モンテディオ山形 ~良い攻撃は良い守備から。良い守備も良い攻撃から。~

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◆完敗です

中3日ということでレビューも簡単に。

おそらく今年のリーグ戦では一番出来の悪い試合でしょう。ボールを持てども相手のプレスの前に前進出来ず。守備でもライン間のスペースをつかれ、試合を通しても終始劣勢のままで90分が経過しました。

攻守ともに上手くいかったのですが、自分が見た限りでは要因は一つに集約されるのでは無いかなと思います。

 

https://www.sanga-fc.jp/game/2019040306/comment.php

31 MF
福岡 慎平
今日は戦術的に(ボランチの二人が)少し高い位置を取るという狙いでした。いつもはもう少し低い位置でボールを受けるタイプなんですが、今日は前に出た僕や庄司くんのところまでボールがなかなか入りませんでした。

ボランチ二人がこれまでとは違って、よりワントップの選手に近い場所をとっていました。そのためにビルドアップの局面で中央に誰も居ない事が多発して、サイドから逆サイドへとボールを運ぶ中継地点を作れなくなってしまいました。左SBの冨田が行き場所をなくしてボールロストが多かったのもそのためでしょう。

DFラインの選手を見ていると、たまに一人が一列あがってアンカーの位置にいることがありました。おそらくボランチ二人が前に出た代わりをする選手を作りたかったのだと推測していますが、山形のプレスが上手く、選手が上がる時間も作れていなかったですね。

山形の選手の守備はかなり訓練されていました。特に前3人のプレスの掛け方は上手く、最初のポジションは人につくのでは無く京都の選手のちょうど間に立つようにしていました。そうしてパスが出た瞬間に人に寄せます。こうすることで1人で相手2人を見ることが可能になり、周りの選手の連携と合わせて京都のパスの出しどころを一気になくしてしまいます。

京都としてはこのプレスへの対抗策を結局は見つけられませんでしたね。ボランチのどちらか1人を下げてビルドアップの手助けをしても良かったとは思いますし、どこまで出来るかを見ていたのかなとも思います。

 守備でいうと前述のボランチの前の意識が悪い方に出ちゃったかなーと。2列めから前に出てプレスを掛ける時に出来たスペースを何度も使われていました。失点もそこから起点になっていました。

2列目と3列目、おそらく距離でいうと1メートルとかの話になるんですが、それくらいの違いで守備のバランスも悪くなっていましたね。良いところは無かったです。

どうしてボランチ2人を高くしようとしたのかを考えてみると、3バックにすると守備は安定するものの、攻撃に関してはどうしても重くなっていました。その問題を解決する一つの案だったんでしょうね。

千葉、岐阜、山形とそれぞれ前3人が積極的にプレスを掛けてくるチームには苦戦が続いています。苦労するだろうと予想はしてたので、あまり結果にとやかく言うことは無いんです。それでもはっきりとした課題なので、解決への方法をじっくり探して欲しいですね。