https://www.seibulions.jp/news/detail/00001765.html
思いもよらぬムーブメントになりつつある助っ人外国人列伝。
第2弾も張り切ってまいりましょう!
◆コ・ジョンス(2003 ~ 2003/9)
パクチソンがPSVに移籍し、その後釜としてやってきたのコジョンスである。レジェンドの穴を埋める役割というのは誰がやっても厳しいものであるが、それにしてもひどかった。けが明けのためあきらかにコンディションが悪く、むちむち体型を見たときにはこりゃあかんと誰もがそう思っただろう。wikipediaには「FKは中村俊輔より少し曲がりが小さい程度の質の高いボールを蹴ることができた。」という、どう反応していいのか解らない説明がされている。実際にはいい感じのFKだけど結局は決まらない「お・・・おおぅ」とスタジアムに何とも言えない声を上げさせるだけに終わった。
韓国では年代別代表に選ばれていて期待の若手だった模様。韓国ネット界では「コジョンスを諦めない」というスレッドが立っていたとかなんとか(未確認)。
(写真が見つかりませんでした)
◆ディエゴ・ソウザ(2009~2011/08)
神戸、柏、ヴェルディ、山形などいくつものJクラブを渡り歩いたMF。その当時、J1残留に成功した京都では「DFのシジクレイからFWの柳沢までどうやってボールをつなぐのか?」という問題があった。それを解消するために、推定4億5千万円という今から見てもドン引きするような高額な移籍金を支払って獲得したのがディエゴ・ソウザだった。その巨体を生かした突破や精度のある左足など、節目で活躍していたように思う。ただ前述の問題は「ディエゴから柳沢までどうやってボールをつなぐか?」に変化するという割と笑えない状況になっていたのだ。ラテン系の見た目とは違い責任感が強く、自分でなんとかしようと頑張ってしまうのが仇となり、DFライン近くまでボールを受けに行く場面がしばしば。能力を活かしきっていたのかと疑問になる。フランサだとかフッキだとか、エースが居てこそ活きる選手だったのではないかと思う。チームがJ2に降格後もしばらくはいたのだが、中盤がやりたいディエゴと、CFで使いたい大木監督とで起用法が合わず、徐々に出場機会を減らして移籍ということになってしまった。彼の扱い方が異常に上手かった石崎ノブリンに色々聞いてたほうが良かったのかも。
◆イ・ジョンス(2009)
現役韓国代表のスタメンCBが京都に来る、というのには大変なインパクトがあった。とにかくヘディング強いわ、タックル上手いわで、自分が記憶しているディフェンスの選手の中ではベスト。南アフリカWカップにもしっかり出場してた。一度、西京極に彼女が観戦しに来たことがあるのだが、そこで張り切りすぎてレッドカードを貰うというかわいい一面も。ただ、シーズン半ばからプレーに精彩を欠くようになる。どうもJOMOカップに出場したときに、鹿島の監督から勧誘があったとかいう話。それを証明するようにシーズン後には鹿島に移籍してしまった。と思ったら半年でアル・サッドにあっさり移籍。割とちゃっかりしてる奴だったのかもしれない。
https://web.gekisaka.jp/player/?22391-1495-eup&code=leejungsoo
カタールではシャビからのクロスを決めるなどしていた模様。
https://qoly.jp/2015/09/14/xavi-assist-vs-al-mesaimeer
◆ドゥトラ(2010~2011)
何度目かわからない降格の危機を打開するために獲得したFW。カカ二世という呼び名がついていたが、ブラジルではそんな呼び方はされてなく、日本に来るときに眉毛が太いという理由だけで勝手につけられたのだろう。やわらかいタッチを持ちつつ体感の強さもあるドリブラーで、当時監督だった大木さんのサッカーに苦労していたようだが、辛抱強く使われ、いい意味での異物感がチームの良いアクセントになっていた。ものになった来た所で、鹿島からお呼びがかかり移籍。また鹿島か! 現在は名古屋に移籍したジョーの後釜としてがんばってるらしい。
今見返すと↓普通にいい選手に見える。
https://www.youtube.com/watch?v=KlexVB0sW8Q
◆オ・スンフン(2013)
昇格を狙う京都の切り札として、徳島から獲得された韓国人GK.。2メートル近い身長とフットワークの軽さでペナルティエリア内の制空権を完全に握っていた。ハイクロスがあがるとほとんどそのままキャッチしてしまい、相手チームの選手が露骨に「どうすんだよこれ・・」 という顔してたの覚えてる。この年の京都は昇格プレーオフの決勝まで進むのであるが、元所属チームと対決して敗れてしまう。この悲劇は外野が言葉を尽くしたとしても、彼にかける言葉は何もないだろう。その後、兵役のために韓国のクラブに移籍した。
現在は蔚山現代のGKとして活躍中。ACLにも出場しており、川崎と対戦していた。なんともうれしい限り。
https://web.gekisaka.jp/player/?24543-24543-eup
◆バヤリッツァ(2012~2015)
通称バキ。名古屋でも活躍した優しげなセルビア人CB。4年間在籍は京都にしてはかなり長め。忘れたころにマジかよ!?というようなミスをやらかすのであるが、総合的にみて非常に能力の高いCBで、相手の動きを読んでほいほいボールを奪っていた。体でかいのにテクニカル。思い出したかのように後ろを考えずにドリブルを仕掛けたりするので、見てるこっちがびっくりする事があった。たぶんやりたかっただけなんだろう。
大木監督とセットで活躍したイメージがあるので、京都サポとしては好印象が残っているのではなかろうか。
http://www.sanga-fc.jp/news/p/11489/
終わりませんでした!その3に続く。
ここからはどんどん怪しげな人が増えていきます!