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京都サンガFC 助っ人外国人列伝 その3

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https://www.youtube.com/watch?v=aA56cF4vT8M

 

思ったよりもずっと長くなってしまった。今回で完結! 

 

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◆アレッサンドロ(2014~2014/06)

ファン感謝デーにて新外国人ストライカーを発表!とこういうイベント毎になれてない我々からすれば、無茶しやがっての一言であった。本当に誰が来るのかは伏せられて、発表までファンの間では色々な名前が挙げられており、ガチャ感ここに極まれり。(自分は新潟、浦和にいたエジミウソンだと思ってました)。 当日はおおそこで来たか渋いなという感じだった。が、ここまでは、ここまでは良かった。アレッサンドロの加入後、なぜか同じストライカー大黒の加入が発表される。なんでやん。アレッサンドロもシーズン序盤は大黒と合わせようとしてはいたものの、話が違うとブチ切れ。双方合意の上で契約解除となった。そりゃそうだ。こんなことされたら俺でも切れるわ。

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◆ジャイロ(2014)

爽やか系ブラジル人。中盤の潰し屋ボランチとして加入。守備面ではなかなかのものを見せていたが、あまりにも足元が下手すぎるということで徐々に出場機会を減らしていき、そのまま1年で契約満了。よく見たら効いているプレーだけど、ひたすら地味だったために評価されていなかった気がする。この手の選手の評価は難しいわね。

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https://www.kyoto-np.co.jp/info/sports/sanga/20140128_7.html

 

◆ドゥグラス(2014/06~2014/12)

 みなさんご存知のドゥグラスである。京都にも居たんです。いまいち順位が上がらないためのテコ入れとして加入。パワー系FWとして技巧系の大黒と、なかなか良いコンビになりそうだったが、シーズン途中からではやはり時間がたりなかった。その後移籍した広島での大ブレイクは誰も予想してなかっただろう。俺もしてなかった。日本での下積みが長く、ブレイクしてくれたのはなかなか嬉しい事ではあったけれども。

 

 

◆フェホ(2015/07~2015/12)

もう何度目かわからないシーズン途中のテコ入れとして加入。それはそれとしてフェホて、あんた。身長197cmという巨体ながらヘディングは得意でなくスピードが武器というJリーグきってのスペック詐欺選手であり、ネタ系ブラジル人である。京都に来てからもコーチからも選手からも誤解され続け、ハイボールを送られる事になるのであるが、大黒だけが唯一「フェホは意外とスピードがある」と語っており、代表選手の感性を見せてくれた。

ハイライトは天皇杯、立命館戦であろうか。途中出場のためピッチ横に立つだけで、大学生たちを「え・・でかすぎ・・」と一斉にざわつかせた。延長に入り、同点に追いつくゴールを決めたフェホはなぜかサポーターに駆け寄り、カッコつけたポーズを決めるも、サポーターからは「まだ同点や!はよ戻れ!」と諭されるなど、ネタとして最高の展開となってしまった。多分あの試合は忘れない。

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https://twitter.com/sangafc/status/630045061321850880
 

◆アンドレイ・ジロット(2016)

 これじゃ昇格できひんやん!と言うことで獲得された本格的ボランチ。名前が似てるのでブラジルのピルロという事になってた。その名に違わず、パス能力は高く、セットプレーの強さもあり、これまでのネタ系選手とは一味ちがう所を見せていた。近年では最も良い選手だろう。J2では能力が高すぎるためになんでも出来てしまう様に見えたので、攻撃的な役割をしていたのはちょっと失敗だったかも知れない。昇格プレーオフの敗退とともに契約満了。昇格したとしても給料高すぎて契約続行は難しかったかも知れない。今はフランスのナント在籍。ハリルホジッチ監督の元でしっかり活躍しているようだ。

 

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https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=284962

 

◆キロス(2016/07~2016/12)

 シーズン途中の(略)。困った時にはとりあえずでかいブラジル人を取ってみると言うのが京都の癖なのだ。フェホとは違ってちゃんとヘディングの強い選手ではあったものの、それまでやったこと無い戦術を、新しい選手を取ったからやってみるというほど、京都の選手は器用ではなかったのだ。結局は終盤のパワープレー要員としてしか使われず、よくわからないまま契約満了となった。

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https://www.jleague.jp/news/article/8286/

 

 

◆ケヴィン・オリス(2017)

韓国経由でやってきた電柱系FW。ベルギー人選手が日本に来るのは相当珍しかったらしく、ドキュメントムービーも作られていた。そこでは日本の環境とサッカーになれず、ひたすら憂鬱そうな表情がえんえん流されているという内容で、なんかほんとにすまんかった。

電柱役としてはJ2では破格のFWで、闘莉王と共にツインタワー(やけくそ)戦術を支える選手となる。ただ、怪我もあり試合に出れない時期が続いてしまい、完全に力を発揮していたかというと疑問になる。現在はベルギーでカフェを経営してる模様。なんでや。

 

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◆ マルティン・カセレス(2018)

似たような名前の選手がユベントスにいるが全くの別人である。こちらも珍しいウルグアイ人ボランチ。ブラジルに比べたら安かったからと思われる。守備の要として期待されて加入するも、序盤は怪我で出れず、夏頃に出たと思ったら「これはトップ下の選手では・・・?」とやばい守備を連発。シーズン途中で契約解除となり、京都サンガのスカウトの怪しさを改めて実感することになった。

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https://www.jleague.jp/news/article/12278/

 

◆レンゾ・ロペス(2018)

カセラスと共にやってきたウルグアイ人FW。それなりに高さはあるが、ゴール前で勝負するFWだった。でかい奴にはとにかく放り込んでみるという京都の癖があったので、苦労している様子が散見された。それでも、散々なシーズンの中で13得点は立派な数字。京都での契約はなくても、他のクラブが声を上げるかもと思っていたけど、特になにもなく。現在はウルグアイでプレーしているらしい。ただ京都からは契約に関して、公式なアナウンスは未だに無い。謎だ。

 

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https://twitter.com/sangafc/status/976320924117958656

 

 

◆カイオ(2018)

ああ~~~~落ちる落ちる~とまさかのJ3降格の危機を救うべく、夏に加入した小島7人衆の一人。過去にセレッソに居たらしいが全く記憶にございません。強力な左足を武器にとんでもない距離からのシュートを決めていたのが印象的。この頃の京都はカイオのシュートが枠に飛ぶか飛ばないかで勝敗が決まっていた。ただ、京都のJ3降格を救ったのは間違いなく彼のおかげであり、めちゃくちゃのプレーをしてたとしても邪険に扱うことは出来ないのだ。

 

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以上、これで助っ人外国人列伝は終わり!また会おう!