Take it easy

サッカーブログです。

サポートの意味 2013 J2リーグ 第20節 京都サンガ VS 水戸ホーリーホック

サッカーという競技で、引いて守備をする相手を崩すのは大変むずかしい作業です。
ここ数年チャレンジしてきた事なのですが、課題とされてきた事が現れた試合でした。


前節からのスタメンの変更は、出場停止の染谷に変わって酒井、田森に変わって工藤。

工藤が入ったことによって中盤のパス回しはスムーズに。
一人いるだけでこれだけ違うのかと思えるほどにビルドアップは安定しワンタッチパスも増え、前半のペースはサンガのもの。
積極的にゴールを狙いますが、ホーム最終戦になる久保のシュートは何度もブロックにあい、
山瀬のミドルは枠に収まらず。

全体の運動量をあげてペースを取っていても点は取れなかった。
こうなると後半にツケを払うことになります。
運動量が落ちて中盤のスペースを埋められなくなしました。
中山を交代で入れることで、なんとか耐えようとしましたが、
ブランク明けでなかなか試合に入れず。
結局はPKでの失点になったのですが、危ない気配は何度もあったので、なんとか抑えて欲しかったのですが…


勿体無いなと思うんですね。
ほんの少し有利になりかけている局面が何度かあるのですが、
自分達から仕掛けて相手を動かして、さらに大きく有利な場面を作り出す。
そういうチャンスを自分達で引っ張ってくる動きが無いと、相手を崩す所には行き着かないんですね。


後半にあったシチャンスの場面を図で取り上げて見ます。
後半34分です。中盤で奪ったボールを駒井が持ち上がり、三平がシュートを打った場面です。


三平のシュートは確かに惜しかったのですが、数敵優位を上手く生かすことは出来ていませんでした。


この場面フリーの選手が動きを工夫すれば、もっと大きなチャンスに出来たのでは無いかと思うのです。



どちらの動きでも共通しているのは、フリーの選手が動いてスペースを作り出すことです。
後半34分では体力的に厳しかったかも知れません。
けれども似たような局面を生かせていないのは良く見かけます。

いい内容なんだけどシュートまで持って行けていない。
がっちり引いた相手をなかなか崩すことが出来ない。
惜しい試合をしてしまう原因がこういう所に有るんじゃ無いのかなぁと思います。


試合のペースを握る事はもう出来ている事です。
後は集中力とアイデアを持っての最後のひと押し、試合を決めきる力を掴む事。
もう少しですね。だからこそ、もどかしい気持ちになってしまうのですが。