Take it easy

サッカーブログです。

勝利への執念 天皇杯 京都サンガ VS 湘南ベルマーレ

どちらのチームもリーグ戦では昇格争いに関わらなかったが、
天皇杯では共にJ1のチームに勝ち、ジャイアントキリング達成。
勢いにのる2チームが等々力にてベスト4を掛けて戦いました。


京都のスタメン

  宮吉 ドゥトラ
    充孝   
 中山    工藤
    ウヨン
福村 森下 秋本  安藤
    水谷

【交代選手】
中村 充孝 → 加藤 弘堅 85
森下 俊 → 内野 貴志 90+2

【得点者】
ドゥトラ[40分]

リーグ戦と同様に京都にとっては厳しい試合になりました。
湘南は、というより反町監督は文字通り知力を尽くして
京都を研究し勝負を挑んて来ました。

京都の攻めに対して、
湘南のディフェンスは3バックを中心に人数を掛け
不用意に飛び込まずスペースを埋めることを優先。
ボールを奪うと逆サイドのスペースに2シャドーの片方が大きく開き、
サイドチェンジのボールを出して1対1を狙う。
弱点を的確についてこようとしていました。


それでも序盤のペースは京都。
ボールを持っていない選手の動きもよく、パス回しは安定していて、
前からのプレスで湘南のミスを誘いチャンスを作る。
けれでも時間が経つにつれ、湘南の守備陣は京都のリズムに慣れてきて、
ボールは回るけれども宮吉、ドゥトラに決定的なチャンスは訪れず。
といった嫌な展開に。

その中で大事なのはセットプレイ。
ウヨンのCKから秋本の折り返しをドゥトラが無理やり押し込んでゴーーーール!

自分は観戦中にあんまり派手に動いたりする方じゃないんですが、
このゴールの時に思わず立ち上がって喜んでしまいました。
それだけ嬉しかった。
綺麗なゴールとは言えないけれど、
厳しい展開の中から生まれた先取点。心の底から欲しかった一点。



そして後半へ。

湘南の狙い通りに繰り返し出されたサイドチェンジのボールに対して
全体の陣形を動かされ続けた京都は運動量が落ち始める。
前からのプレスを掛けられず、
ボールを奪っても後ろから上がっていけず、
有効なカウンターを仕掛けられなくなりました。

ペースは湘南。

それでも京都のDF陣は素晴らしかった。
ここを抜かれたら絶対ダメっていうようなギリギリの場面を
みんな集中して守ってくれた。
特に水谷。
あの2つのビッグセーブとチームを鼓舞する姿は
サポーターの記憶にずっと残るでしょう。


京都と湘南。J2同士の対決。
サッカーのレベルとしてはどうなのかは解らないけれど、
どちらのチームも勝利に対しての強い執念を見せてくれた。
緊張感のある痺れる試合でした。
遠く等々力まで見に行って良かった・・



これで京都はベスト4。相手は横浜Fマリノス
ここまで来たらカテゴリの差は意味を持たない事でしょう。
現時点でどちらのチームが強いのか。唯それを決めるだけ。

国立行ってきます!