いつの間にか開幕までもう少し、昨年のふり返りをプレビューに変えて。
◯チョン・ウヨン
コンディションの維持に苦労した一年という印象です。
天皇杯が終わってすぐに代表合宿に呼ばれてしまい、
休養も十分に取れず、合宿にも参加できずと苦しいスタート。
良い時は一人でキープできるし縦へのパスもだせて、
ボランチとしてこれ以上無い出来だったんですけど、
欠場することも多く、安定したプレーを見せることができませんでした。
ボランチが定まっていないとチームの成績も安定しない物で
他の選手が同等の役割をすることが出来ませんでした。
ウヨンに依存していた部分は大きかったかなと思います。
来季はジュビロにレンタル移籍が決まっています。
どれくらい出来るかはJ1とJ2の差を測る物差しに成りそうですね。
◯工藤浩平
圧倒的な足元のテクニックと駆け引きの上手さは、まさに中盤の要。
大木監督のサッカーはショートパスが特徴と言われているが、
工藤が居なければ成立していない。それだけの選手。
代えが効かないゆえに、出場時間が増えすぎてパフォーマンスが落ちてしまったのが残念でした。
終盤にかけて、シュートがほとんど浮いてましたからねぇ・・・
来季は工藤が無理をして出ることが無いように、同じような質を持つ選手が出てきて欲しいですね。
上手い!と思わず言ってしまう彼のプレーは一見の価値あり!です。
◯中山博貴
キャプテン・パグ。サンガの選手で最もTwitterを使いこなしている選手だと思われる(笑)
守備力を買われて、ボランチの出場が増えたシーズンでした。
ボランチもまぁできなくも無いんですが、それよりはもっと前の位置で見たい選手です。
ワンタッチの上手さはチームでもトップと思うので、ゴール前のシュートでその技術をもっと見たかった。
豊富な運動量でピッチを縦横無尽。高い守備意識でピンチを防ぐ事もしばしば。
これだけ走る選手になるとは思わなかったですね。去年もこのコメント書いてそう(笑)
膝の手術からの回復も順調そうで、スタメン争いにもすぐに加わってくれるでしょう。
今年の中盤のスタメン争いはホントに激しい(笑)
◯倉貫一樹
主なポジションはアンカー。
怪我や出場停止でスタメン組が出れなかった時の、穴を埋める役が多かった。
活躍したかと聞かれたら、そうでもない。じゃぁ穴になったか、という訳でもない。
可もなく不可もなく、それが自分の評価になります。
スペースを守るアンカーではちょっとむずかしいなと思います。
◯内藤洋平
えーと、2012シーズンが始まる前、実は彼にはとても期待してたのです。
順番としては、スタメンのすぐ次くらいに位置する選手だと思ってました。
中盤のボール回しにもすっかり馴染んでいたし、アタッカーとして力を発揮するシーズンになるだろうと。
試合になると、周りに合わせようという無難なプレーが目立って、出場時間も増えず…
栃木戦でしたね、あの直接FK。それから振りきれたのか、思い切りよく大きな動きが出てき始めて、
やっと間に合ってくれた、と感激もひとしお。
北九州への移籍は残念でしたけど、スタメンで出たいという気持ちも分かります。大卒ですしね、
きっと頑張ってくれるはず。
◯駒井義成
サンガの広報部長。2012シーズンはブレイクの年となりました。
終盤にはついにスタメンも奪取。
誰よりもワントップをこなしていたのは正直びっくりしました(笑)
試合の中での、自分の力の使い所が解った感じですね。
常に100%で動くのでは無く、上げるべきタイミングでスピードを上げる。
それがゴールに繋がったかな。
毎年出来ることが増えていっているのが感心しまくり。
おそらく、その気になったらボランチで試合を操る事もできるでしょう。
これからどんな選手になっていくのか、楽しみです。
◯伊藤優汰
途中出場が多く、栃木戦での劇的なゴールはありましたが、あまり活躍できませんでした。
プレーの幅が少ないのが問題かなぁ。
外から見ていても次の動きが予測できるくらいですから、ピッチ内の相手からしてみればやりやすいはず。
今の動きを追求していくのか、他の動きにもチャレンジするのか。分かれ道ですね。
レンタル移籍先の愛媛ではスタメン候補として期待されています。
試合に数多く出る中で掴むものがあると良いですね。
◯原川力
ユースから昇格の一年目。
時間は少なかったですが、落ち着いたプレーは見せていたと思います。
課題はもっとボールを受ける動きを増やすこと。
そして、守備への切り替えを早くすること。
まだまだこれからの選手ですね
◯中村充孝
2012年のエース。MFながらチームトップの14得点は見事。
上手い選手から怖い選手へと変わった証拠だと思います。
彼の持っているボールは、誰にも触れない空間。
圧倒的なボールキープ力と力強いドリブルでJ2の舞台を席巻。
ボールをキープする、自分がシュートを打つ、自分にDFを引き付ける、
という目的に応じたドリブルが出来ることも見逃せません。
攻撃に関しては何も言うことはありませんでした。
J1の鹿島に移籍、背番号13を貰い、何かとんでもない事になりつつありますが、本人分かってんのかなぁ(笑)
J1の舞台が、さらなる大きな舞台へと続いていることを願ってます。
そして、育成費をサンガに・・・(笑)