3バックだったり4バックだったり、慣れないポジションであったり、
様々な対応を迫られたシーズンだったように思います。
そのおかげで複数ポジションをこなせる選手も増え、層も厚くなってきました。
◯酒井隆介
本職は右のSBですが、今季は左SB、CBでの出場が多くなりました。
左のSBはともかく、CBで初めて出場した時の落ち着きの無さといったら、
味方をキラーするパスを出してましからね。
その頃を考えると終盤の福岡戦、途中出場した時のプレーは良かったです。
高さと速さを持ったCBとして完封に貢献。
身体能力はサンガの中では上位ですから、CBとしての出場は増えるでしょう。
本当はもっと見たい選手なんですけどね。
トップスピードを維持して、サイドを上下動する事は他の選手には出来ないプレー。
サイドバックは安藤、テソン、福村がいますし、悩ましい…
逆に捉えるとバックアップとしては頼もしい存在。
来年もさらなる成長を。
◯染谷悠太
昨年こんなことを書いてまして今年こそはと期待してました。
今季の彼のパフォーマンスはとても頼もしくて…
ヘディングも強く、前に出て思いっきり相手を潰すDFになるとは。
もっとスマートにボールをさらって行くプレイヤーなのかと思ってました。
ボールを扱う技術も持っていますし、サンガのDFでは総合的な能力は一番だと思います。
だからこそ、怪我がね…悔しいです。
手術したことが良い方向に向かえばいいのですが。
J1からのオファーを断って、来季もサンガと契約する事を選んでくれました。
DFの中心として、チームの柱として、一年を通した活躍を期待します。
◯秋本倫孝
CB、アンカーとして出場。
秋本も怪我が多かったですね…
相手に強くあたっていくプレーが持ち味の秋本と
戦術として、DFラインを相手のFWに晒す事が多かった事が重なって
怪我の原因になっていたのかも。
アンカーで出場した時。
秋本
染谷 バキ
守備面だけを考えるとこれが一番ですね。足の遅さもカバーできますし。
勝ち点を拾っていく事をシビアに考えると、この並びは有効だと思います。
得意なプレーと苦手なプレーがはっきりしている選手だけに、
CB、アンカーどちらであっても相方との連携によって、
秋本自身のプレーも生きてくるのは無いのでしょうか。
◯内野貴志
CBで出場。
序盤戦で使われることがあったのですが、それからはベンチに入ることが何度か。
昨年から比べると残念なシーズンとなりました。
高さは十分持っているから、課題としてはドリブル、平面で勝負された時の対応でしょうか。
いや、しかし、SBの選手にポジションを取られてしまったのは不味い。
来季は勝負の年になりそう。